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笠山椿の見頃

「椿」という字は中国から来た「漢字」ではなく、日本で創られた「国字」らしい

2万5千本のやぶ椿が自生する笠山椿群生林。毎年2~3月頃の花の季節には、寒い時期にもかかわらず、県内外からたくさんの人々が訪れる。

毎年よく花の見頃を聞かれるのだが、これがなかなか難しくていつも困ってしまう。というのも、もともと椿は花の期間が長い上、群生林には約60種25000本もの椿があるので、咲き始めと咲き終わりにかなり時間差ができるのだ。一番花といわれる初めの花は例年10月下旬頃に見られ、終わりは4月まで(咲き初めほど誰も気にしてないので正確には・・・?)続く。咲いては散り咲いては散りしているので花の数が単純に放物線グラフのようにならず、増えたり減ったりするのだ。

で、『まぁ、だいたいこの辺ならある程度平均的に花をつけてるんじゃないかな~』という時期が、椿まつり期間。・・・って、そんなテキトーじゃないだろ!と思った人もいるだろうが、多分あながち間違ってない。

そんなわけで、ポスターみたいな一面の落ち椿を見るのは地元民でも結構難しいわけだが、ご参考までに「笠山椿群生林で美しい景色に出会うために」(萩ナビ・編?)をご紹介。

落ち盛り(?)の椿の下だけ、撒いたように椿の花が。

一、寒さの後で暖かい日が数日続くと、花が急増
お天気の良い日が続くと、寒さの中で準備していた蕾が一気に咲く。2~3日でその花の数は段違い。

一、咲き始めより落ち始め以降をねらうべし
椿は散るときに花の形状を崩さないので落ちてからも美しい。大きくて葉の茂った木についている時より地面に落ちている時の方が、同じ数の花でもより多く、美しく感じる。

一、風の強い日の翌朝をねらうべし
風が吹いた翌朝は、落ち椿が増える。が、落ちた椿は踏まれたり時間がたつと黒くなることがあるので、やはり新鮮なうち(?)がより美しい。また、椿の花の時期には毎日午前中にそうじが入るので、より多くの落ち椿を見るにはおそうじ前がベスト。(※ちゃんとキレイな花を残しながら清掃されてますけどね)

え? あまり参考にならないですか、そうですか(-_-;)

やはり全体的な開花のタイミングは天候によってどんどん変わるので、ほんと見てみないと分からないんで(言い訳・汗)。萩ナビでも開花情報など、参考になるものを紹介していけるよう鋭意努力します、はい。

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