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陶板そば 竹とんぼ ~萩で食べられる瓦そば 

先週のケンミンショーで、山口県の瓦そばが取り上げられた。山口県といっても川棚(かわたな)という温泉地あたりのごく一部の名物なんだが、県内ではその名を轟かせているご当地グルメである。そもそも川棚のたかせという店の先代が、西南の役の時に熊本城を囲む薩軍が野戦に際して瓦を用いて調理したという話にヒントを得て考案したメニューらしい。・・・あれ?結局もともとの話は川棚とも山口県ともまったく縁もゆかりも…(略) う~ん、結局、旨ければそれだけで名物になりうるということなんだな。

さて、瓦そばは萩でも旅館の会席の一品として供されることはあるが、日常的にご家庭でホットプレートで作ったりはしない。「食べたいけど川棚遠いしナ~」と思っていたら、萩にも食べられるお店を発見!

それがここ、吉田町の竹とんぼ。瓦そばではなく、陶板そばというメニュー名になっている。店内は人んちのダイニングみたいなアットホーム感。どうやら調理からサービスまで一人でやっているらしく、お店のおばちゃんが出てくるまでちょっと時間がかかるが、まぁ萩ではめずらしいことではない。セルフサービスのお茶やコーヒー、さらにマンガ本なども置いてあるところを見ると、けっこうゆっくりする客が多いのかも。

 

注文すると初めにセットのサラダ、しばらくおいていよいよ陶板そば登場! 陶板(鉄板?)に乗ってはいるが、茶そばに錦糸玉子、甘辛い牛肉、のり、ネギ、そしてレモンにもみじおろしという組み合わせは、正に求めていた瓦そば!! アツアツの鉄板で下の方の麺が焦げてくるのだが、そこもサクサクして香ばしい。茶そばというあっさり素材をメインにすえながらも、錦糸玉子やお肉でボリューム感もあり、肉とだしが、他のそばの類とは全く別物の旨さを生み出している。ウマイ!ほんとに、この組み合わせはどうやって考えついたのか(感)。

写真に取り損ねたが、デザートにコーヒーゼリーがついて、税込1000円。エビや貝がトッピングされた海鮮陶板そば(1000円)や、揚げ物?がついたセット(1200円)、大盛りもできるらしい。食堂の雰囲気でありながら、店内にクラシックが流れていたり、おばちゃんの言葉遣いが何気に上品だったり、サラダのエビがちょっとおしゃれに絡ませてあったり…絶妙なミスマッチ感も、個人的には好きである。

ちょっと変わった、ご当地らしい名物ランチをお探しの方にオススメ。観光向けな雰囲気じゃないのもひとつの萩らしさとして味わってね。瓦そば未体験の方、萩で瓦そばを食べたい方も、ぜひご賞味あれ。

■竹とんぼ
【所 在 地】 萩市吉田町59
【電話番号】 0838-26-3460
【営業時間】 11:30~14:30
【定 休 日】 日曜日
 萩ナビメモ: 入ったときに店の人がいなかったら、奥の厨房に向かってたっけって(たっける=大声で呼ぶ)みよう。

※竹とんぼさんは閉店されました。

 

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