そろそろ笠山の椿が気になる季節。昨日は久々に天気もよかったので、開花状況を見に、今年初めての虎ヶ崎・椿群生林へ行ってみることにした。
ふてぶてしい顔の猫たち
とはいえ、出かけたのは日も沈みかけた午後5時前。天気の悪い日ならすでに薄暗くなっている時刻だが、まだ何とか写真も撮れそう。
さすがにこの時期、この時間に椿群生林に行こうという人はいないらしく、店も閉まっているし、誰とも出くわさない。そんななか、椿の館前の群生林入口で、二匹の猫が出迎えてくれた。…と思ったが、こりゃどうみても歓迎してる顔じゃねーな（-_-;）
椿まつりの会場となる広場から群生林を見渡すと、シーズンには深緑の中に紅色の点が無数に見られるのだが、今はまだあまり紅色が目立たない。広場を囲むサミット記念植樹も、ほとんど花をつけていない。
さらに林の中に入ると、ますます花が見あたらなくなった。独特の樹形の椿の間からオレンジ色の夕陽が差し込んで美しかったが、肝心の花は、椿の根元に少量みられるだけ。
展望台のそばの椿はたくさん花をつけていた
もっと中に入って、群生林の中ほど、展望台のところまでやってくると、やっとそこそこ花が見られるようになった。展望台に登ってみると、下からは見えなくても木の上の方、日当たりのいいところにはけっこう花がついているのがわかる。
しかしながら、全体の印象としては、まだまだという感じ。ただ、昨シーズンほどではないものの蕾は多いようなので、順調にいけば今年もたくさんの花が見られそう。昨シーズンはいわゆる表年（当たり年）だったうえに、花の時期が遅れて2月下旬から一気に咲き出したため、かなりいい状態で花を見ることができた。その分今シーズンはハズレるんじゃないかと心配していたが、先日の積雪にも負けずしっかり蕾をつけているようで安心々々。
群生林をあとにした17時45分、夕陽がとてもきれいだった。ひとりだけ、釣りに来たらしい人と擦れ違った。
虎ヶ崎が賑やかになるのは、もう少し先かな。
