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萩の和船競漕 おしくらごう 2012/6/3

朝方のどんよりはどこへやら、いつのまにか汗ばむほどのお天気になったおしくらごうの日。今年は大会本部のある河川敷へ行ってみることに。

「おしくらごう」とは、橋本川河口の港・玉江浦地区に江戸時代から受け継がれている和船競漕である。7人のフンドシ姿の若者が櫓(ろ)と櫂(かい)で木造和船を漕ぎ、速さを競いあう

 

いざ、出陣!

かつて漁業が盛んだった頃、玉江浦には若者たちが集団生活をしながら漁業者としての訓練を受ける「青年宿」があった。おしくらごうは集落ごとに設けられた4つの青年宿の対抗戦として行われていて、各集落の名誉をかけた戦いはそれはそれは盛大だったらしい。が、今は後継者不足により玉江浦以外の若者や中学生の参加も募りながら、伝統の行事をなんとか絶やさないようにと頑張っている。

 

 

飛沫をあげて接戦を繰り広げる浦一・浦二(赤)と倉江(青)

競漕は橋本川の下流で行われ、玉江の河川敷に大会本部が設けられている。今まで橋の上や川岸から見たことはあったが、河川敷に来たのは実は今日が初めて(面目ない…)。若者達が白い羽織を脱ぎ捨てて船に乗り込んでいく姿、漕ぎ出す船と見送る人々の間にひかれた色とりどりの紙テープ、送り出す漁師達の唄と観客の声援、そして一心に船を漕ぐ若者達の姿…この場所でないと見られないものや感じられない雰囲気がたくさんあり、ちょっと胸が熱くなってしまった。昔に比べ随分規模が縮小された今でさえこの感動、栄えていた頃はどれほどだっただろう。もっと早くから近くで見ておくべきだったなー(悔)。

 

優勝チームには優勝旗、賞金、ビール、米などがたくさん♪

本来の担い手である玉江浦地区の若者が減っているのは寂しいが、地元を学区とする萩西中からの出場が多いのが希望だ。これからもおしくらごうの火を絶やさないように、いや、盛り上げていけるように頑張って欲しい。

「ケツの筋肉がつりそう!」などと笑いながら帰って行く選手たち。みんないい顔をしていて、とても清々しい気分になった。おつかれさん!カッコよかったよ!!

 

 

<今年の入賞チーム>
●中学生の部 男子/①パール2世号(越ヶ浜中) ②ワキサカ5(萩西中) ③無敵艦隊(越ヶ浜中) ④AQUA BOY’S(萩西中)
●中学生の部 女子/①プロアクティ部(萩西中) ②やまだーず(萩西中) ③W・SゴールドNo.1(萩西中) ④じゃじゃじゃんぷ(萩西中)
●一般の部/①レオーネ ②つぼ焼き同好会 ③中電工萩営業所 ④白波
●おしくらごう/①八咫鳥(ヤタガラス) ②倉江(くらえ) ③浦一・浦二(うらいち・うらに)

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