松潤主演！萩が舞台のＮＨＫドラマ「はじまりの歌」　2013/9/23(祝)

嵐の松潤がＮＨＫドラマ初主演ということで話題となった「はじまりの歌」が、9月23日(祝)に放送される。

このドラマは今年80回目を迎えるＮＨＫ全国学校音楽コンクールの記念ドラマとして制作されたもので、嵐が昨年紅白歌合戦で歌った「ふるさと」(うさぎ追いし～ではない)をモチーフに、合唱の楽しさと故郷への思いを謳っている。

萩でのロケは7月23日から8月6日まで行われたが、この期間中は誰と会っても「昨日はどこそこでロケだった」「今日はあそこがすごい人だかりだった」などという話題で何だか浮き足立っていた。萩ではテレビロケ自体は珍しくないので、地元民も現場を見かけたり、ちょい役で出たり、てなことには比較的慣れたものなのだが、土地柄上どうしても旅番組や歴史番組、ドラマなら旅情ミステリー系などが多いため、若い人気アイドルグループ系の芸能人には滅多にお目に掛かることがない。中でも今回はあの松潤が滞在しているというので、これまでにない盛り上がり。松潤や榮倉奈々のふるさとが萩…というファンタジー♪に、萩市民もちょっと浮かれていたよう。

ごく最近まで、ロケ日程はおろか、舞台が萩であることすら公開されていなかったし、もちろん撮影中に関係者が知り得る情報も口外厳禁。にもかかわらず、ファンの間では早くから「松潤が萩に！」という情報が飛び交っていたらしい。なんと5月の下見の時点で、すでに自分も何人もの人に「北門屋敷に泊まったんだって？！」と聞かれた。実はまだその時は松潤が来ていたことすら知らなかったし、ロケ時の宿泊先も決まっていなかったのだが…ファンの情報網、そしてＳＮＳ恐るべし、である。

このたび無事情報も公式に解禁になったので、ロケ地の一部をご紹介。ふるさとの象徴となる風景をたくさんもつ萩が、多くの人にとって懐かしい場所になってくれれば、と思う。

	明倫小学校 江戸時代の萩藩校・明倫館跡地にある萩市内で最も大きな小学校。昭和10.年建築の木造2階建ての校舎は国の文化財。「松陰先生のことば」という漢文の朗唱をしていることでも有名。 ドラマでは主人公の母校で、合唱コンクール出場を目指す生徒たちの通う学校として登場。
	鶴江の渡し 江戸時代から続く渡し舟で、鶴江台と浜崎の両岸を結んでいる。市道なので無料で渡してくれる。 ドラマでは主人公の父が「鶴江の渡し」の船頭として登場する。ご存知7月末の豪雨の影響で、撮影の時は水がかなり濁っていた。
	菊ヶ浜 白砂青松の美しい海岸で、快水浴場百選・日本の夕日百選にも選ばれている。萩人は指月山と菊ヶ浜の風景が大好きである。主人公にもこの写真のような思い出があるのかも…？ ドラマの花火大会は菊ヶ浜沖で打上げが行われる、8月1日の萩日本海大花火大会の日に撮影された。
	田町商店街 萩市街地のほぼ中央に位置するアーケードの商店街。今は昔ほどの賑わいはないが、萩の老舗が多い。「ヨミセ」と呼ばれる土曜夜市や夏まつり、登下校の寄り道、人形・制服・着物など人生の節目の買物…萩市民なら思い出が多い場所だろう。ちなみに黄色の垂幕に書いてあるイミフな文字は、萩方言集である。   ドラマに出てくる土曜夜市は7月の毎週土曜開催。

■NHK特集ドラマ「はじまりの歌」
【放送日時】2013年9月23日(月･祝)　19:30～20:43
【出　　演】松本潤、榮倉奈々、戸田菜穂、徳永えり、由紀さおり、国村準　ほか
【あらすじ】東京でフリーカメラマンをしている主人公の航（わたる）は、雑誌の写真を撮りに故郷萩へ帰る。そこで、合唱コンクール出場を目指す小学生たち、元彼女の小学校教師、幼なじみや家族と触れあい、再び人生の夢を取り戻していく。