禁門の変から150年=久坂玄瑞没後150年にあたる昨年から制作されていた久坂玄瑞の銅像が完成し、1月24日13時過ぎから中央公園にて除幕式が行われた。
この日12時過ぎまであった花燃ゆ放送開始記念講演会のあと現地へ到着すると、布に包まれた銅像周辺にはもうけっこうな人だかり。除幕式にはなんと久坂玄瑞役の東出昌大さんが出席との情報が出ていた(これまでNHK関係はなにかと情報クローズが多かったが、今回は事前にちゃんと広報されていた)ので、予想通りといえば通りだ。
それから待つこと30分余。ついに待望の東出さんが現れると黄色い声とともに、人垣がズズっと関係者テント側へスライド(笑)。それからは東出さんが立つ座る、動く、振り向くたびにどよめきと「キャー」が絶えないなか式典がはじまった。
ひととおり挨拶が終わるといよいよ除幕のため列席者がテントから銅像前へ移動。沿道にいたファンの人たちが伸ばした手に、東出さんが握手で応えたため近くの人が我も我もと手を出し、手の届かない位置にいた人たちからは悲鳴にも似た羨望の声が・・・。
やはり列席者の中でも頭一つ出ているし、全身のバランスが周囲と全く異なるので、遠目で黒いスーツ姿でも飛び抜けて目立つ。この騒ぎもまぁ無理はない。
東出さんをはじめ、制作統括の土屋さん、銅像を制作された江里敏明さん、久坂家の方々、野村萩市長などが一斉に白幕につけられた赤い紐を引くと、玄瑞の堂々たる像のお披露目。最後は銅像の前にて報道用の写真をいろんな人の組み合わせで撮影して終了となった。
除幕前から終了まであちらこちらから「東出くーん」「こっち向いて-」などの声がかかり、東出さんは遠慮がちに声の方に顔を向けたり会釈したりと応えていた。ロケや久坂の墓前祭などの時もそうだったが、式の進行や報道用の撮影の都合を気にしながらそちらに失礼のないように、でも呼びかけも無視できず・・・(汗)、みたいな雰囲気がありありと出ていてなんだか好感がもてる人である。
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どうも除幕式というより東出さんレポートになってしまったが、肝心の銅像について。
今回の像は『久坂玄瑞進撃像』というタイトル。具足姿に陣羽織、右手で彼方を指さす堂々とした姿である。てっきり蛤御門で「行け――!!」と号令しているところかと思いきや、制作者の江里さん曰く、そうではないらしい。
ではこのポーズにどんな意味があるのか・・・それはこのあと行われた江里さんによる記念講演「銅像ができるまで」のレポートで。
おまけ:
ビシッと決まったいい角度で撮ったつもりが、完全に下の看板とリンクしてるみたいになってしまった… でもこの看板ちょっと移動した方がよくないですか? …って、なんかすんません;