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萩の梅開花情報 2012/3/15 ~萩往還梅林園

この間から元萩有料道路(今は無料になったので正式には「萩道路」というらしい)を往来するとき横目で気にしながら通り過ぎていた萩往還梅林園(はぎおうかんばいりんえん)

実は今年はちょっと気になっていた。例年より開花が遅れていることはともかく、萩道路から見下ろすに、どうも花が例年になくいいようだ。多分毎年1度は覗いていると思うのだが、正直これまであまりいい時に出くわしたことがなかった。…というか、敢えてぶっちゃけると「梅林園としてオススメするにはちょっと(…汗)」てな感じ(関係者の方すんません><)で、自信を持って紹介しづらかったのだ。

だがしかし!
今年行ってみると、「こんなにたくさんあったっけ?!」と思うほどよく咲いている。木自体の大きさはさほど大きくないものが多いのだが、花はこぼれんばかり。紅、桃、白の梅がどれも美しい状態で、大方の木が8分咲きから満開。開花が早い紅梅は一部ピークを過ぎた木もあったが、それもまだ十分楽しめる状態だったので、今回は本当に絶好のタイミングだったのだろう。さらに、奥の方や一部の白梅や枝垂れ梅はまだ蕾の多いものもあるので、園全体としてはまだしばらく楽しめそう。園内をゆったりと散策し えも言われぬ芳香に包まれると、自然と風雅な気分になって一首浮かびそうな気さえしてくる(まぁ気のせいですけど)。

 

そういえば以前、樹木医さんにここ木の育ちが悪い理由を聞いたところ、水はけの悪い土地でなかなか難しいとのことだった。萩往還梅林園は萩有料道路開通と市制施行60年を記念して平成4年3月27日に開設されたので、苦節20年?!にしてやっとこの状態にこぎつけたということになり、その努力が偲ばれる。

 

梅林園の奥にある茶室。市に問い合わせれば借りることができるらしい。

ちなみに「萩往還」とは江戸時代に開かれた街道のひとつで、この梅林園のすぐそばを通っている。萩から瀬戸内の港である三田尻(防府)をほぼ直線で結ぶ焼く53キロの道のりは参勤交代の際に殿様が通る御成道であり、もちろん幕末には多くの志士たちが往来した道でもある。萩往還について、そしてここに梅林園ができた所以である梅屋七兵衛についてご紹介したいが、長くなるのでまた別に機会に(っていつのことやら…)。

 


■萩往還梅林園
所在地:萩市椿1125
アクセス:JR萩駅から徒歩20分
小郡萩道路・絵堂ICから車で25分/山陰道・萩ICから車で3分
※便利な公共の交通機関はありません(汗)
↓ちなみに12/03/16現在google地図の萩往還ルートは間違っています・・・

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